意外と知らないパーカーのお手入れ方法について

多くの人が着用したことがあるであろうパーカーですが、これを長持ちさせるためには、適切な方法でお手入れや収納をしなければいけません。
洗って乾かして畳んで保管が基本ですが、もっとこだわるべきポイントはたくさんあります。
まずお手入れの基本は洗濯をして乾燥させることになります。
洗う前に確認すべき点は洗い方の表示を確認するということでしょう。
これは材質によって書かれている内容が変わってきますので、長期間大切にしたいのであればきちんと守ってください。
おすすめポイントとして挙げられるのは、ジップアップ式の場合はネットに入れるということ。
思わぬ破損を招く恐れがあるので、リスク対策を行いましょう。
洗い終わったら干すのですが、日当たり抜群の場所よりも、日陰の方が良いです。
そして気を付けたいのが、形をしっかりと整えたうえで干すということで、これを怠ると型崩れすることもあり長持ちしません。
プリント部分が薄くなるのを防ぐ意味でも洗濯機で洗う際には、裏返しをすることも有効です。
特にオリジナルパーカーを作った際などは、上記を心がけてください。
大切な自分達だけのパーカーを長持ちさせるためにも、お手入れ方法には気を付けましょう。

パーカーを洗濯する頻度は?

パーカーを洗濯する頻度は、基本的には6回の着用につき、洗濯するのがよいでしょう。

なぜかは、パーカーを着る組み合わせを考えてみてください。

パーカーは、他の下に着る服と組み合わせて着るケースが多いはずです。

なので、パーカーを頻繁に洗う必要はありません。

むしろ頻繁に洗い過ぎてしまうと、パーカーが痛んでしまいます。

ただし、トップスとしてダイレクトにパーカーを着る場合は3回の着用につき、洗濯するようにしましょう。

組み合わせて着るケースとは違い、汗や皮脂がパーカーにつきやすくなるからです。

パーカーは厚手で丈夫なイメージがありますが、そのイメージのまま洗い過ぎて無意識にパーカーをダメにしないようにしましょう。

パーカーの干し方

パーカーを乾燥させる際にもパーカーが長持ちするような方法で乾燥させたいはずです。

パーカーの干し方には6つの方法があります。

  1. 逆さ干し
  2. 十字干し
  3. フード干し
  4. バスタオルハンガー
  5. 横干し
  6. オバケ干し

それぞれ見ていきましょう。

逆さ干し

パーカーの干し方の1つ目の方法は、逆さ干しです。

逆さ干しとは、パーカーの裾の部分をハンガーに挟むかクリップで留めて干す方法です。

この方法で干すと、水分が均一に落ちていくのでムラなく乾かせます。

乾きにくいフード部分も逆さになっている分、乾きやすくなります。

ただし、パーカーの裾の部分にもっとも重力がかかるので伸びてしまう可能性があるので注意しましょう。

裾の変形が気になるようなら、裾の挟む部分を乾かすときに変えるようにしてください。

また、逆さ干しに関しての裏技があります。

それはある程度乾くまで、通常の肩を通す干し方をします。

そのあとに逆さ干しにする方法です。

この方法だと裾に与えるダメージもかなり軽減されるので、試す価値があります。

十字干し

パーカーの干し方の2つ目の方法は、十字干しです。

十字干しとは、ハンガーを2つ使ってクロスさせて干します。

この干し方は、パーカーの乾きにくいフード部分を広げて乾かすのでパーカーが痛みにくいです。

十字干しは専用のハンガーもありますが、基本的に通常のハンガーでも代用できます。

1つ目のハンガーの片方にフードを通し、もう片方に2つ目のハンガーをひっかけ、2つ目のハンガーにパーカーの肩部分を通せば、十字干しができます。

ただし十字干しはかなりバランスが悪くなるので、風の強さなどを考えて干す必要があるでしょう。

どうしても室内では難しい場合は、洗濯用クリップで固定して十字干しにできます。

フード干し

パーカーの干し方の3つ目の方法は、フード干しです。

フード干しとは、フード部分にハンガーを通して乾かす干し方です。

フード全体を広げながら干すので、乾きにくいフード部分を乾かしやすくなるでしょう。

ただ、この干し方にはいくつかの注意点があります。

まずフード干しは、乾いていくにつれてフード部分の抵抗がなくなる影響で乾かし中にパーカーが落下してしまう可能性があります。

そのため、フード干しをする際は必ず洗濯用クリップや洗濯バサミでフード部分を固定しましょう。

また、フード干しはひっかけたフード部分とつなぎ目の部分に荷重がかかります。

そうなると、形崩れが起きやすくなります。

この注意点を踏まえたうえで、他の干し方と組み合わせてフード干しを使うのが賢明な方法です。

バスタオルハンガー

パーカーの干し方の4つ目の方法は、バスタオルハンガーを使う干し方です。

バスタオルハンガーは通常バスタオルを干すときに使うものです。

しかし、このバスタオルハンガーはパーカーを干す際にも使える優れものになります。

バスタオルハンガーは横に広いですが、この横の長さがパーカーに有効です。

バスタオルハンガーを肩に通して干すと、パーカーの腕の部分までハンガーの長さで届きます。

その際に普通のハンガーだと腕が垂れて脇の部分が重なってしまうところが、バスタオルハンガーは脇の部分にも空間ができて全体的に乾きやすくなります。

バスタオルハンガーを使う干し方は、パーカーも痛みませんのでかなり良い方法です。

唯一の難点は、バスタオルハンガー自体が横に広いので場所を取り過ぎてしまう点です。

バスタオルハンガーを使う際は十分なスペースを確保して干しましょう。

横干し

パーカーの干し方の5つ目の方法は、横干しです。

横干しとは、パーカーを物干し竿や洗濯用ラックにダイレクトに干す方法です。

横干しをすると、パーカーに対してかかる荷重は全体的に分散されるのでパーカーが痛みません。

パーカーの中に物干し竿やラックを通しているので、必然的に全体が乾きやすくなります。

パーカーを干すときにあまり注意せずにしっかり乾かしたい方には横干しにすると良いでしょう。

横干しの難点は、スペースを使ってしまう点と物干し竿やラックにダイレクトに通すときの労力が大きい点です。

オバケ干し

パーカーの干し方の6つ目の方法は、オバケ干しです。

オバケ干しとは、ハンガーを3本使って干す干し方です。

1本目は普通にパーカーの肩を通し、2本目はフード部分にかけ、3本目は袖部分をぶら下げる干し方になります。

オバケ干しと言われるのは、この袖をひっかけた様子がオバケに似ているからです。

オバケ干しもパーカーにかかる荷重を減らせる干し方になります。

通常の干し方なら肩部分にかかる荷重が、袖をもう一つのハンガーに乗せて軽減されるからです。

またオバケ干しは、3本のハンガーの空間があるのでパーカーの風通しや乾きもよくなります。

オバケ干しに関しても、横干しほどではありませんが、パーカーを立体的に広げたハンガー3本分のスペースを使います。

オバケ干しをする際にも、十分なスペースを確保しましょう。

パーカーの干し方で重要なポイント

パーカーのさまざまな干し方を取り上げましたが、ポイントを押さえておく必要があります。

パーカーの干し方で重要なポイントは3つあります。

  1. 室外ならしっかり日に当てる
  2. 室内なら風を当てる
  3. 形崩れを防ぐ

まず室外に出す場合は、しっかり日に当てて干しましょう。

とくに乾きにくいフード部分や脇の部分が日に当たるようにしてしっかり乾くようにする必要があります

そして、梅雨時期などの室内で干す場合は、風の流れができるようにします。

室内ならエアコンや扇風機などの送風が発生する装置の近くに干すと効果的に乾くでしょう。

さらに、パーカーを痛めないために形崩れを防ぐのもポイントになります。

先ほど紹介した十字干しやオバケ干しの方法を使えば、パーカー全体を乾かしつつ形崩れも防げます。

洗濯&干し方だけじゃない!収納方法もとても重要

パーカーを洗って乾燥し終わったら収納するために畳んで、収納場所に保管するでしょう。
この時にも気を付けてほしいポイントがあります。
まずは雑に畳んだり丸めたりするということはNGです。
せっかく買ったor作ったパーカーの寿命が短くなる危険性があるのです。
最近注目されている収納方法は、はじめにフードを三角形に折り、袖の部分を内側に折り込んでいきます。
するとパーカーが縦長になりますので、次にフード側を手に持ち、内三つ折りになるように畳んでいきましょう。
すると見栄えも綺麗で、尚且つ収納スペースも節約できますので、長持ちさせる以外にもメリットを享受することができます。
これはあくまで畳み方のひとつの例で、基本ルールさえ守っていればどんな収納方法でもOKでしょう。
パーカーだけでなくTシャツやシャツなども、日頃の洗濯やお手入れ方法次第で寿命が大きく変わってきます。
特に洗濯の際には注意をして、特にアパレル商品についている洗い方の表示を必ず確認しましょう。